パスタ専用フォークで人生を楽しくする

豆ちしき

皆様、パスタフォークはお持ちでしょうか。

「スパゲティ」を「パスタ」に持ち替えて早数十年。(本来スパゲティは「スパゲットーニ」という種類のパスタに冠する言葉、ですね)
まだまだパスタフォークの社会的価値は低いと言わざるを得ません。
完璧に美しいパスタの食べ方を極めるのであれば、専用フォークを使用するべきだと私は声を大にして言いたい。



パスタの食べ方マナーとして、4~5本程度巻き付けて、一口で食べられるサイズに仕上げたのちうっとりと一瞥してから 口に運ぶというものがあります。※一瞥する、は個人差があります※

具材、ソースの絡み具合を見極めながら時計周りに、やや皿に押し付けながら巻き取ってまいります。

あっ、反時計回りにすると縁起が良くないなどの言い伝えもありますが左利きなどの兼ね合いでそこはご自由に。
ざっくばらんに美味しくいただくのがイタリアンの極みで、千利休もこれにはにっこりです。
マナーに捕らわれず自由にやってください。


よくあるぎざぎざのついた「巻き取ったパスタが崩れにくい」パスタフォークなどもありますが、
あればフェデリーニやスパゲットーニ用かと思います。
だって、タリアレッテやブガトーニには効かない装備じゃないですか?

この、チューリップ形状の広がりが丁度良い「4~5本」をうまくからめとってくれるのは言うまでもなく。
通常のフォークより広い範囲をフォローでできるので、カルボナーラのソースやボロネーゼとも相性がいいと思います。
そして刃の長さが絶妙です。(想像してください。ベビー用フォークでパスタを絡めるところを。少し長めがいいのです)

パスタフォークは武装です。
誰と戦う?対峙する?もちろん、貴方の作ったとびきりのパスタです。
お気に入りのシェフの作ってくれた最高の一皿でも構いません。

丁々発止、最大限に食を楽しむのであれば食材と真正面から向き合って食べ、慈しみ、味わう。
そこに生まれるストーリーとハーモニーを楽しめるのが人間に与えられた特権ではないかと。
人生はあらゆる手段(カトラリーもその一つであると思います)で真向勝負して初めて豊かになれるのだ!とここに断言します。

大げさだと思うなら、コンビニの箸で啜っても構いませんが。。



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